じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~



『…………。

ありがとう!そんな風に思っててくれたなんて、本当に嬉しいよ。

ありがとう!』


『僕の野球人生は終わっちゃたけど、高校生活はまだ、終わってないからね。

これからは進路に向けて、頑張らないとね』



『はい、進路も頑張ってください!
先輩は進路は進学?就職?』



『専門学校に行こうと思ってる』



『あ~、そうなんだ。

何の専門学校へ?』



『旅行の専門学校に行こうかと思ってるんだ』



『旅行?』



『うん、けっこう昔から家族であちこち旅行に行くことが多くてね。

自分は旅行が好きなんだなと思って、そういうのに携わる仕事ができたらいいなぁ、と思ってね』



『そうなんだ(笑)

楽しそうですね。

好きなことに仕事で携わることができたら良いですよね!』



『うん、そうできるといいんだけどね。
まぁ、頑張るよ。

だから、陽子ちゃんも頑張って!』



『はい!』



そう言って、先輩は学校の中へと向かっていった。



その後ろ姿を見送ってから、私も家路についた。