翌日、学校の休み時間、廊下を友達数人と歩く天笠先輩が目に入った。
天笠先輩は私に気付き、声をかけながら近寄ってきた。
『やあ!約束通り来たでしょ?
えらい?誉めてよ!』
『そうですね、えらいです!
良かったです。ちゃんと来られて』
『だって、君にあんな風に来てほしい!って言われたら、ねぇ?』
すると周りの天笠先輩の友達たちが騒ぎ始めた。
『えっ?何々?
この子、お前の彼女なの?マジで?』
『違います!そもそも、そう言ってくれたら学校に行くから!って、私に言わせたんじゃないですか!』
そう言って、天笠先輩を睨んだ。
『ごめんごめん!
だってさぁ、君みたいな人に言われたら行く気になるかなって思ったんだもん!許してよ!』
もう~!と私は怒り顔を見せた。
でも、とりあえず、せっかく入学した高校を、できればみんな卒業できた方がいい。
だから、天笠先輩の卒業に向けて少しは役にたったのなら良かったと思った。

