『本当に申し訳ない事をしたと思ってる。
隆君の気持ちは嬉しかった。
断っても、断っても、ずっと私を想ってくれて…。

何年でも私を待ってるって言われて、すごく悩んだの。どうしたら諦めてくれるのか…。
でも、分からなかった。

色々、考えてるうちに、私は実は隆君の事をよく知らない事に気づいた。
それで、もしかしたら普段の隆君を知っていく事が出来れば、少しずつ良いところを見つけて好きになれるのではないかと思った。
だから、友達になろう!って言ったの。

でも、無理だった。だから、これ以上、友達としてでもそばに居ることはお互いにとって、よくないと思った。だから、ああするしか、他に方法が見つからなくて…。
本当にごめんなさい』


頭を下げて、謝った。