じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~


『…あのね、中島君。
実は、私、ずっと前から入学した頃から、中島君の事が気になってたんだ。
でも、自分ではなぜ気になるのか、分からないままだった。

それに、中島君が優しくしてくれたり、目が合ったとき微笑んでくれたりするだけで、何かすごく、嬉しくて心が暖かくなってた』


『えっ?本当に?そう思ってくれてたなんて、僕もすごく嬉しいよ。ありがとう!』


『実は、この間、私すごく悩んでて、席を立って歩き始めた時、つまずいて転びそうになって…。
痛いだろうなと思って目をつぶってたけど、痛くなくて…。
代わりに、すごく心地よい優しさに包まれて、ずっとここにこうしていたい!って思ったの』


『うん?』


『でも、ハッとして目を開けてみたら、中島君の胸に支えられてたの』


『…あ、あの時?』


『うん、あの時ね、中島君の目や表情が何だか怒ってるように、でも、哀しそうに見えたんだけど、気のせいだったかな?』