『え?違うよ。
俺、そんなに優しくないよ。
緑川さんだから気になるだけだから』
『えっ?どうして私の事は気になってくれるの?
…そういえば、少し前のパソコンの授業の時も私だけ特別って…。
あれはどういう意味?』
『あ、いや、それは…』
いつかのように、また口を腕で隠すように私から目をそらす。
どうして?何でなの?
ちゃんと、理由を聞きたい。言ってほしい。
『でも、本当にわかんない?
ここまで言ってもわかんない?』
『わかんないよ。ちゃんと言ってくれないと…』
『………。
僕の気持ち、気づかなかった?今まで』
『えっ?』
『ずっと、けっこう俺なりにアピールしてきたつもりだったんだけどな。
緑川さんには分かんなかったか(笑)』
『えっ?どういう事?』

