『みっちゃん、一緒に帰ってくれてありがとう。
やっぱり、俺、みっちゃんの側にいたい』
『…。うん、彼女にはなれないけど、友達としてなら…』
『うん、わかった!嬉しいな』
嬉しそうにする隆君を見て、こんなに想われて嬉しいような、申し訳ないような気持ちだった。
こうして何度か一緒に帰った。
何気ないとき、自然と私の手を繋ごうとしたり、体が触れるようにしたり、だんだんと隆君が積極的になってきた。
その度に『やめて!』と拒む私。
『私たち゛友達゛なんだよ。なのにこんな事されたら困る』
その度に謝る彼。
『でも、やっぱり、みっちゃんの事が好きなんだもん。好きな人に触れたいと思うのは普通でしょ?
お願い、手を繋がせて!』
『イヤだよ…』
拒む自分。本当に申し訳なかった。
何故だか、隆君と手を繋いだりすることに拒否反応。
友達としてはいいけど、恋人になるのは私には、今の私には、心が隆君を拒否している。
それでもめげずに、隆君は接触しようとする。

