『陽子、どうした?何かさっき連れてかれてなかった?』 『はぁっ、』 大きなため息をつく。 『実は…』 そうして私は今あった事をりこちゃんに説明した。 『はぁ、陽子も大変だね~。 もう付き合っちゃえば?』 『何を言うの~!』 『ごめんごめん、冗談だよ!』 『もう、どうしたらいいんだろうね』 一緒に考えてくれるりこちゃん。 本当にありがたい友達。 考えても答えのでないことは仕方がない。 どうにも出来ないまま、チャイムが鳴ってしまった。 悩みながらも日常はこなしていかなければならない。