『何か、元気ないって聞いたけど…?』
『うん、ちょっと色々考えてたら何か落ち込んできちゃって…。
でも、こうしてみっちゃんが会いに来てくれたから、もう大丈夫!元気になった!』
『(苦笑い)そう?なら良かった』
『みっちゃん、夏休みの間もバイトしてるみっちゃんに会えて嬉しかったよ』
恥ずかしそうに言う隆君。
『いつも来てくれて、何度も注文してくれてありがとうね』
『ううん、だって少しでも長くみっちゃんのそばにいたかったし、見ていたかったから』
『あは…(苦笑い)』
『じゃあ、そろそろ私、教室に戻るね』
『あ、うん。
来てくれてありがとう!おかげで元気になった!』
そう言って嬉しそうに手を振る隆君。
私は自分の教室へ戻り、大きくため息をついた。
りこちゃんが来てくれた。

