続・電話のあなたは存じておりません!

 私は彼の背中に手を回し、ワイシャツの裾から指を滑り込ませた。

 直接肌に触れた事で、ビクッと或叶さんの体が震える。

 或叶さんは驚いた瞳で私を見ていた。

 恥ずかしげもなく、ジッと見つめ返すと、やがて目を細めてまた唇を重ねられる。

 ベッドの上に組み敷かれ、彼は口付けを深くしていった。

 口内を探索する舌が私のそれを絡めとり、息継ぎのタイミングが難しいほどの濃厚なキスが続いた。

 キスの合間に、滑らかな手が私の体を優しく撫でた。

 服の上から胸の膨らみを確かめられて、頭がクラクラする。

 私は彼の動きに合わせて服を脱いだ。

 下着姿になった私を見下ろして、或叶さんが切なそうに眉根を寄せる。

「可愛いよ、朱音。最高のプレゼントだ」

 或叶さんも服を脱ぎ、私は彼と肌を合わせた。

 ーー幸せ……。

 彼の手も指も、唇も舌も、優しい動きで私に触れて、私は視界を滲ませた。

 どんな風に触ったら私が悦ぶかを一つ一つ丁寧に確かめるように、彼は至るところに愛撫を繰り返した。

 ガッシリとした彼の逞ましい腕に抱かれながら、私は何度も嬌声をあげた。

 背を弓なりに曲げ、のけぞらせた首筋に、或叶さんが食らいつくと更に高みへと昇らされる。

 そのまま腰を打ち付けられて、心地よくも激しい愛情にただただ身を任せた。