そのはずなのに、こうしてクラスがバラバラになって愛鳥との距離が離れた気がする。


一緒に登下校してるし、休みの日だって遊ぶし、なにも変わってないはずなのに。


それなのに学校にいる間は愛鳥の元へといけなくなった。



「転校生くんに言われたらしいよ。気安くしゃべりかけんな、ブス。ってさ」

「・・・は?」

「それが知りたかったんでしょ?」

「ああ、まあそうだけど」



あいつ、そんなこと言われたのかよ。

「かわいいね」っていわれたなんて嘘ついたのかよ。

大丈夫だって笑ってたのかよ。