食事が終わり、風呂に入り、歯磨きをし、布団を敷いた。あとは寝るだけだ。布団に入ると、色がまだらな木材の天井が目に入った。なぜか、安心してしまう光景だ。俺は眠気を感じ、先に布団を被る。すると、彼女がその布団を無理やり剥いできた。どうしたの?と問うと、おやすみのチュー、と言ってハッとした。おやすみのチューと言うのは日課なのだ。すっかり忘れていて、その罪悪感から思わず頭を下げたが、いいよいいよ、と許してくれた。