「親父に伝えろよ。プレゼントありがとう、面白い玩具で感動したってな」 なにを。 「すごい喜んでたって付けとけよ」 何を言ってる、この男は。 「SMは趣味じゃないって言ってたろ」 「俄然興味湧いたね。昨夜もプレイしまくった」 「緤……それは止めておけ。俺が新しい女を用意してやる」 頭上でされる会話についていけない。 普通にこの家を出られると思っていたあたしの想像を遥かに超えている。 「要らねえ。おれはこの"玩具"がいいんだよ」 見なくても分かった。 緤は嘲笑っている。