「未茉ちゃん!」
「あ、翔真……」
「よかったよ。無事で」
無我夢中で走ってきたのか、息を切らしながら汗びっしょりの翔真は眠っていた未茉を覗きこみながら安心したように胸の中へと抱き寄せた。
「あー……そうだ……寝ちゃったんだ。あたし。」
ぼんやりとする思考の中、翔真の固い胸板とその匂いと慣れた温もりに曖昧だった記憶を思い出した。
「未茉ちゃん。」
「おー。悪かッ……」
言いかける間もなく、翔真は片手でクイッと顎を持ち上げ急に唇を奪ってきた。
「んんッ!?」
ビックリするくらい強引に押し込んで絡ませてくる舌に未茉は驚いて目を見開いた。
気づくと両頬を両手でしっかり押さえつけられ、角度を変えて何度も口内を舌でかき乱される程の激しいキスに
(息できねぇーー)
「ハァッハァッ……」
やっと離されたと思ったら翔真の唇は顎ラインを辿るように鎖骨の方まで下がってきて、
「くッ……あっ!!」
また首筋に向かって行き来を繰り返す舌先にまたあの全身が飛び上がるようなむず痒さが襲ってきて、
「だからスケベはやめろっつったろっ!!?」
未茉はは飛び上がって怒鳴ると、
「・・・・んあっ?」
目の前には犬の散歩してる人が突然一人で喚きだす未茉を見てビクッと肩を震わせ驚いてる。



