TIPOFF!! #LOVE AUTUMN






「でももうお前とはそういうんじゃないんだよな。」

「ちょっと待って。あのさ、」
「わりぃ、変な意味じゃねーから!」
立ち上がるも、とっさに翔真はその手を軽く引っ張り、

本当に一瞬、軽くちゅっと柔らかい唇が触れ合った。


彼女の反応を確かめるように…翔真はおでことおでこを当てて、目を閉じてもう一度ゆっくり唇を触れあわせようとしたが、

「おい!!」
未茉は思わず怒鳴って振り払った。

「ごめん。そんな催促されたら我慢できなくて。」
「さっ・・催促してねーだろ!?」
「あははっ。」
「笑ってんじゃ…」
睨むも、その嬉しそうに笑う顔みてたら…
「え、怒った?」
急に黙って俯くので屈んで覗きこむと、


「あたしの気持ち返せ…!」


涙目の未茉に見上げられると、翔真は力強く自分の方へと彼女の腕を手繰り寄せた。


「返せよぉ…!!!」

その厚く、熱い、胸の中へときつく強く閉じ込めるように抱き寄せられると、抵抗しても、抵抗しても、この温もりを感じてしまえば、離れたくない。

自分でも驚く程の止めどない気持ちが溢れだして…


「試合に集中させろよ…!!お前といると胸が苦しいんだよ…」


彼の背中にしがみつき嘆くも、そんな八つ当たりさえも翔真は、愛しそうに離せずに抱きしめ続けた。



「ごめん。でも好きだ。」










TIPOFF!! #LOVE autumn〈END〉

…Thanks!!NEXT→→#LOVE winter
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