TIPOFF!! #LOVE AUTUMN





『明徳学園高校一年 白石未茉さん』

「前園って子に引き続き、この子も可愛いな~!」
「可愛いけど聞いたことないプレイヤーだな。全国初デビューだってさ。」
男の観客の好奇の目にさらされながら未茉はコートに入っていった。

「出やがったなあの激鈍タラシ女。」
「ちょっと竜之介・・」
それはブスよりマシなのかマシじゃないのか、分からずツッコミようがないが、
「私や静香ちゃんには、ブスなのに、なんか正直よね。」
「あっ…アイツもドイツもみんなブスなんだよ!!あの女が日本一のブッブッブスだ!!!」

(噛んでるし・・・)
薄々わりと未茉がタイプなんじゃないかとは気づいてはいたが、分かりやすい動揺にイラっとするららであった。

「ん?おい!!翔真!!」
急に不破は立ち上がり、アリーナの通路を歩いていた翔真を呼び止める。

「不破さん…」
「来い!!」と力強く手招きされている・・・
「お前、今嫌な顔したろっ?!」
「してないですよ…」
「いいから隣座れ!!!」
命令に逆らえない翔真は重い足取りでららの隣に座るも、

「バカやろ!!俺の隣に座れ!!」
「あははっ。妬きました?」
「バッ・・バカ野郎誰がこんなブスに!!!」
「湊、あたしの隣でいいからね。」
「はい。」
「おいっ!!!てめぇらっぶっ飛ばすぞ!!!」