東京と京都の試合は、後半京都の猛攻撃に追われ3点差まで詰め寄られるもなんとか逃げ切り、75対72で東京がなんとか勝利を手にした。

「マイク、頑張って」
「Thank You」
試合終了のブザーが鳴り、涙を浮かべる京都のメンバーと互いを称えあいながら握手を交わしてく。

「よし、次も勝つぞ!!」
「「おおっ!!」」
東京男子は円陣を組んで次の勝利を近い合う。

これで明日はブロックシードの不破率いる愛知代表と戦うことになる。

「湊君、ブラウン君、監督もインタビューお願いします。」
地方やBSだがテレビや動画も回っていたので、記者達に呼ばれる。

たくさんのフラッシュライトを浴びる翔真は、強烈な全国デビューになった。

「……」
後半だけアリーナ上階の関係者の席でゆっくり見ていた嵐がその様子を睨むように見ていると、


「怖いぞ。顔」
BSで解説をしていた前回王者の福岡のチームメイトのキャプテンが実況を終えてやってくる。
「東京なんかお前の敵じゃないさ。」

(日本の高校生にはお前を苦しめることができる奴などいない。どんな天才と呼ばれる奴もみんな嵐の前で敗北を味合わされてきた。不敗神話と共に。)


「もちろんです。ライバルにもならないですよ。」
じゃなんでそんな怖い顔で見てるんだ…と聞きたくなったが、
「星河兄がいなきゃ、東京は愛知には勝てないだろうな。」
「愛知がぶっ潰しますよ。あの程度のチーム。」