「あの16番まだ一年だろ?」
「一年でマイクやブラウンより目立つってどういうことだよ。」
「本当に全国行けなかった選手か?」
京都のディフェンス陣を翻弄するプレーに会場の観客達もあっけに取られる。
「匠のアシストに健とマイクとブラウンの三角コンビが見れなきゃ東京も一回戦敗退だと思ってたけど…まさかの番狂わせだぜ。あの翔真って奴。」
ーーバサッ!!
「「また決めたぞあの16番!!」」
さすがに一筋縄じゃいかず京都も食らいつくも、必ずいいところで絶対に決めてくるエースに
「東京にあんなスコアラーがいたのかよ…」
目の前で翔真のスピードと日本人離れした迫力あるダンクに京都の4番がはっと気づいた。
「思い出した…!!」
「?」
目の前でそう言われ翔真はキョトンとすると、
「お前中学の時に愛知代表だったろ?確か、不破と一緒に全国で準優勝してるよな?」
当時すげーうまい一年だなとは思ってたけど、まさか東京に行っていたとは気がつかず今、第4Qで気づいたのだった。
「あ、はい。」
「ぼーっとすんな!湊早く戻れ!!」
敵と話すな!と匠に怒られながら戻った。
(東京に行ってるとは思わなかったな。そりゃノーマークのはずだぜ…。昔からすげーうまかったけど、ふわふわしてるとこは変わってないな。
でも当時はこんな派手なスコアラーじゃなかった。)



