「そんな湊に紹介なんかして貰わなくても、静香さんモテるんじゃないですか?」

(何も竜之介じゃなくても・・・)
なんとか話をそらして敵を追い払おうとする作戦にでることにした。

「そや。一目見てわかるやろ。モテるで!!モテすぎて今は女でいる自分を控えてるところなんや!!みんなに僻まれてしまうやろ?」

「・・・あ、そっそそうだね・・・」

「(んなことあるわけないだろこのブス!!)」と、不破は言ってるがららに強く口を塞がれてるのでモガモガとした声にしかならない。


「あっ!!あの、ほら試合に出てるスター兄弟の弟の匠さん、静香さんのこと気に入ってるのかな、とか思っちゃったりして」

「なんや…匠さんのことは、もうとっくに終わったことやで!!」
「そうなの?!さっき静香さんのことを庇って…じゃない、みんなの前で絶賛して言ってたからてっきり…」

「なんやて!!?絶賛!!?まぁうちのことを好きな星の数程のうちの小さな星のひとつやけどな。」

「小さな星のひとつて・・・・」