「はい!!チーズ♪」

中では、わざわざ翔真目当てで来てくれたファンには捕まった捕まらない関係なく写真を撮ってあげてる優しい翔真。
「これからも頑張ってください」
「応援してまぁす!!」
きゃあきゃぁっとピンクの声の女の子達にも握手で答えてると、

「翔真ぁぁあ~~~。」

ゾクッ!!と背後からは身の毛もよだつ悪寒を感じて振り返ると、
「!!?うわ・・マイクさん・・・!!」

「お前、国体の練習にも来ねーでさぞかし余裕なんだろうなぁ~~~~」
ポキポキッと指の骨を鳴らし戦闘体制に入るマイクに、
「うわぁっ!!!」
翔真は猛ダッシュで逃げだす。
「待て待て翔真待てぇーーー!!!」


「なんだ!?ハンターが追い回されてるぞ!!!」
「しかも超ー早くない?」
お客達は、光の速さで逃げ回る二人を不思議そうに見つめている・・・


「もー!!ミッションにも行けずにあっさり捕まっちゃったじゃなぁい!」
開始わずかで捕まってしまった鈴木は、ハンター未茉に御用となった。

「へへっーん!!今んとこ捕獲できなかった奴ゼローー!!!」
どや顔でブイサインをする未茉に、
「やっぱ現役には敵わないなー。なんか調子も雰囲気もいいみたいじゃない?女子バス」

「おう!めっちゃいいぜっ!」

自分が抜けてから前原と矢野達二年とうまくやれているか物凄く心配していたのだが、彼女の屈託のない元気いっぱいの笑顔に鈴木は安心した。
「そっか。よかったわ。」

「あっ!もうすぐ女バスのチアパレード始まるんで一緒に行くかっ!!」
「行く行く!って敬語使えっ!!」
「いってぇ!!」
お尻をつねられるハンターなのであった・・