「はぁぁあっ!!?なっなんだってぇえぇ!!?ルリちゃん人形をも・も・も・燃やしたぁぁあ!!?」


体育館にやってくると、キタローの口から告げられた思いもよらない驚愕の事実になり、顔面蒼白の未茉が大絶叫した・・・。

 
「いや、燃やしたのではなく、お焚き上げだ。」
「おっおたっって・・!!?」
とんでもない事態に口をパクパクする未茉・・


「あの人形には、生き霊が宿っている。強烈な邪エネルギーを感じ、持っていると生気を吸い取られてしまう。」

「まぁ・・確かにオギタクが異常に執着はしてた・・・けどよぉ!!アイツは命とサッカーと同じくらいあの人形大事にしてるのによ!!燃やしたなんて言えるか!!!」

「だからだ。あの人形が持ち主のエネルギーが強ければ強い程吸い取り、きっといいようにプレーできなくなる。間違いない。」
「でっ・・でもよぉ!!燃やしたなんて口が裂けてもいえ…」

「大丈夫だ。代わりにこのお札を持つがいい。」
「お前の力は信じるけどよぉ・・オギタクになんて言えばいいんだよ・・。人形を燃やしておふだにしちまったなんてよぉ・・・。」

まいったなぁ・・・と御札を受け取り頭を抱えてる横で、


「何この衣装!?」
「スカート短ッ・・・!!!」
「マジ無理!!」

文化祭時のチアの黄色のミニスカート衣装に身を包んだ女子達が新米斎藤への大ブーイングの声が聞こえてきて驚き振り返った。