風呂上がりの熱っぽく火照る華奢な身体に絡むように漂わせる彼女のボディソープの香りに翔真の欲情は煽られてく。

自分の指先で彼女のうなじを辿るように左肩に髪を束ねくとその華奢な肩はビクッと震える。
そんな反応すら可愛く思え、右の首筋に翔真は軽く何度もリップ音をたてながらキスをした。

「うッ……」
なんとも言えない初めてな刺激に未茉は気づくと深くきつく目を閉じてしまうと、次第にその唇がラインに沿ってひきづるように辿ってく。
「翔……!?」
ビクッ!!と身体が痙攣するような反応をしてしまい目を開けると、舌先で円を描くように舐めてゆっくりと伝い降りてく首筋に

「やだっ……んっ!!」

くすぐったさに身体はビクッビクッ!と反応し強くしなるも逃げ場のない押し迫ってくる吐息とその唇にもう限界の未茉は、

ーーグッ!!と両手を振り払い、押し退けながら
「そ…そんなとこにキスする奴いねーだろっ!!」
はぁはぁっと乱れた息と首筋を隠しながら怒鳴った。

「触っていいって…」
「それは髪だろっ!?」
「やだった?」
「やだ…っていうか自分が気持ちわりー……なんつー声を出してしまったんだ……」
恥ずかしさから自己嫌悪に陥る未茉を今度は前からあやすように翔真は微笑みながら抱きよせ、

「可愛いいのに。」
「別に可愛くなくていーんだよっ!!!」
「いや、俺の前で真っ赤になる未茉ちゃんが。」
「おまっ・・このスケベがっ!」
「男はみんなスケベだもん。」
つーんっと開き直る翔真を威嚇するように睨む。