「・・おっかしいーなぁ・・・。寝違えたかなぁ・・??」
「そうであっても無理はしない方がいいよ。国体も近いしとりあえず病院行って…」
「んな大袈裟な~!まぁ最近文化祭の準備で大道具持ったりトンカチ打ったり慣れないチアやったから肩にきたのかもなー。」
「トンカチって・・・。なんか相変わらず男前だね。」
変わらない活発さについ面白くてクスクスと笑ってしまうと、
「弟の病院行って診察して貰ってくるわ!キタローのとこも行かなきゃだしな!オギタクには近いうち行くって伝えといて!!」
「うん…本当に大丈夫?」
心配になりながら駅まで送ると、
「うん大丈夫大丈夫!!!送ってくれてありがとなぁー早乙女!!」
まったねー!!と大きく手を振りながら未茉は後ろ向きに歩きながら去ってくも、
「白石さんっ!!肩っ!!肩!!振り回しちゃだめだって!!」
心配ながらにそう叫ぶも、未茉はオッケーサインをしながら手を振ってる。
「ん~~。」
早乙女と別れてホームへと駆け下りて病院行きの電車に乗り込んで左肩を回しながら鈍い痛みを体で感じた。
「……!」
小さい頃からバスケをやって来た未茉は、怪我はバスケというスポーツの一部で今まで何十回も怪我はしてきた。
だからかある程度の線引きが痛みで引ける。
ヤバイかーーヤバくないか。
「おーこりゃー…」
走り出した電車のドアに寄り掛かり、左肩を押さえ
「ヤバくないやつだぁ!!!!」
車内の人達が驚いてこっちを見るのもお構いなしに大声で叫んだ。
「はぁはぁっ…」
そう言い聞かせるように。



