♪♪♪♪…
【着信09023××××××】
一方、授業をサボリ続け倉庫で黙々と作業を続ける翔真のスマホが鳴り響き手を止めた。
「?」
「出ないの?」
着信画面を見たまま知らない番号に首を傾げる翔真に三上が尋ねる。
「うん…知らない番号だから」
「出会い系とか変なの多いしな。でもあーいうのって誰かに番号流されてるっぽくね?」
知らない番号は危ないと結城が言ってると、
「お前の場合、元カノが危ない」とキタローに忠告されてる・・・。
「長い着信じゃない?出てみれば?」
三上にそう促され迷っていた翔真も出てみると、
「はい。」
『うちや。』
「うち・・・???」
あまりに唐突な名乗りに出に大阪弁のうちうち詐欺にでもあっているのかと翔真は一瞬ぽかんとし、
「あのどなたで…」
『ええ女と書いて静香や!』
「・・・・!」
ようやく翔真もハッとして気づいた。
この前の練習試合で未茉のいい写メをくれるからと番号とLINEを教えたことを思い出したのであった。
いっこうにいい写メは届かないが・・・。
「静香ちゃん?どうしたの?」
『フンッ…湊にええこと教えてやろう思ってな』
「・・・!!!」
(出た・・・静香ちゃんのいいこと・・
絶対いいことじゃないやつだ・・・。)
学習能力のある翔真は身震いをした。
(む…白石の異変……)
隣にいたキタローも身震いをした。



