「和樹の手術の日程決まったんだ!?」
それから数日後、部活が終わり弟の病院に顔を出すと、いいニュースが舞い込んできた。
「いついついつ!?」
ベッドに寄り掛かり足をバタつかせて落ち着きない未茉が尋ねると、
「来週の火曜!」
「来週の火曜・・・」
来週の火曜・・・確か何かあるなと脳内の予定をグルグルと呼び起こさせてると、
「ねぇちゃんは国体だろ!」
和希は最新号の月刊バスケットボールを机にバサッ!!と置いて国体特集のページを開いた。
「ああ…!!そうだった!!」
忘れてたわけではないが忘れてた未茉は手を叩いて思い出した。
「東京めっちゃ特集されてたぜ!姉ちゃんも!」
「おおっ!!これ神様の記事じゃん!!」
「は・・・?神様・・・?」
ページを広げると、男子はスター兄弟とマイクと翔真が大々的に特集されていた。
「なんかこうして見ると別人のようにかっけぇーな。マイクまでカッコよく見えるし!」
ポテチを頬張りながらゲラゲラ笑う未茉に、
「去年全国ナンバーワンの健兄が断トツで特集されてるぜ!!みんな復帰を待ちわびてるって。やっぱり健兄のプレーが一番だよな!!」
「だよなぁー…お、愛知!あっ!!不破が載ってんじゃんっ!!!懐かしい~~!!!!」
ペラペラとページを捲るとデカデカと破壊王の記事が出てきたので手を止める。
「えっ!?姉ちゃん不破さん知り合い!?」
「おー!翔真の元チームメイトだし夏の合宿で一緒だったんだよ。」
「マジかよ!?俺、不破さんのあのリング壊すくれぇのスピードダンクすっげー好きなんだよ!!!いーなぁ!見てぇなぁっ!!」
「ぁあ?コイツ普段は全然カッコよくねーよ?ビビりだし、すぐキレっし、腹壊すしよー」
「・・・・。聞かなきゃよかったかな・・・」
コートの上のキレッキレの不破からは想像もつかない和希はただただ苦笑いをした。



