TIPOFF!! #LOVE AUTUMN






ちょうど夕焼け空が一面に伸びると、翔真の笑顔がキラキラと輝いて眩しくて目をつぶってしまい、
「んー眩しっ……」
目を手で覆うとした手に翔真の手が伸びてきてそっと掴まれると、

薄目の視界の中で翔真が柔らかく微笑みながら未茉の顔をすっぽり覆ってしまう大きな手を頬にあてて長い指を滑らせながら、潤ましく甘ったるい彼の瞳からは溢れるような優しさが心に染みるように伝わってくる。

瞼を閉じて未茉の視線の高さまで背を落としゆっくりと顔を近づけてくと、


「キスは恋人同士がするんじゃねーの?」

唇が触れあうか否やの所で冷ややかに未茉が翔真に冷たく言うと、
「・・・はい。」
まさか自分で言ったことに首を絞められることになるとは知らずに翔真は、ピタッと動きが止まると、

「でも」
未茉はグッと翔真の腕を掴んで顔を見上げ、

「健兄にちゃんと言うからそしたらあたしのもんになってキスしてくれんだよな!?」

意外にも彼女の方が必死に訴えるような姿に驚くも、
「……うん。」
嬉しくてゆっくりとその思いを受け止めるように頷くと、

「嘘つくんじゃねーぞ?」

「・・どっちかていうと、大嘘ついたのは未茉ちゃんでしょ・・?」
睨まれたので冷ややかな視線を返すと、
「え・・えぇ~~そうだったけかなぁ~~」
口笛を吹きながら目をそらし、また誤魔化そうとするのでジトッとした視線を送ってると、

♪♪♪……
「あ、三上から電話だ。」
翔真のスマホの着信がなった。