「うーん・・なんだかコートが騒がしいなぁ…あ、あれ?荻山君じゃないか!!」
本日もバスケ雑誌の取材に来た神様小倉記者は、観客席をざわめかすオギタクの存在に気づき、声をかける。
「あ、小倉さん!こんにちは。」
「天才サッカー少年が、バスケ観戦かい?あれ、そういや今日試合だったよね。」
「あ、はい!交代させてもらって僕の愛する未茉さんの応援です。」
さらりとにこにこと爆弾発言のオギタクに・・
「え・・交代って…僕の愛するって・・え?」
「はい??」←にこにこ。
「ムカついたら徹底的に叩きのめしてやるわーー白石未茉。」
試合開始20秒前、位置に着きながら審判の笛が吹かれるのを待ちながら菅原にそう睨まれると、
「お前はっ!!やる気にさせてどうすんだよ!!」
「そうだよ!!せっかく撃沈してたのによ!!」
「いたっ!!痛いで先輩!!」
田島と石井にボコボコに叩かれる静香・・・
「あーうるさっ・・・」
コートの問題児だらけの面々に頭を抱える神崎監督に、
「確かに猛獣だらけね・・・」
気の毒そうに頷く千葉の監督であった。
ピーー!!!
千葉代表と東京代表の男子達がTOで見守る中、試合開始のブザーが鳴り響く。
もちろん高さで関東で右に出るものなどいない石井が競りかち東京ボールからスタートするも、
「ディフェンスすげーな…」
走り出した静香をマークする千葉のディフェンスを離せずにいる姿を見て健はさすが関東代表二チームだと、出だしから東京女子の持ち味であるスピードを止める千葉に感心した。
「クソっ!!!」
空中でタメを作りシュートを放つも、ネットを揺らすことができず
「「「リバウンド!!!」」」
会場からは声が響き渡るも、千葉にボールは取られ、走り出す菅原にロングパスが送られる。
「田島ぁっ!!!しっかりここは抑えろ!!!絶対に抜かせるな!!!」
神崎監督の大声が響くと、
「分かってますよ。」
しっかりと菅原にくっつき手を広げスペースを動きながら必死に潰す。



