「静香ぁー!ダンク決めたとこ写メ撮って!!記念に待ち受けとアイコンにするから!!」
「ズッコケたとこ撮ったるで」
「白石いっきまぁーす!!」
軽く数回ジャンプして片手をあげてもうすでにボールを持ち走り出してると、

リングを狙い定めてタイミングをはかってジャンプ台を勢いよく踏み切り、空中で両手に持ち変え高くジャンプをし、

ーーーバッシュッ!!!

勢いよくリングに叩きつけ、
「よぉしっ!!決まっ・・」
シュートを決めた後、ジャンプ台で弾みをつけすぎた勢いで、

「うあっ・・・!!!!」

当然ながら経験のないあまりにも高すぎる位置からの飛び降りに反動がかかり、重心をかかったまま後ろへと手足をぶらぶらさせたの危険な着地に挑むと、

「危ないっ!!」
コートにいた誰もがそう叫ぶ中、健が駆け寄ってきて真っ先に空中で抱き止める。

ガシッと全身を受け止めた瞬間、
「わっあああっ!」と更に反動で床へと崩れ落ちた。

「あっぶねぇー・・・。」

たらり・・・。と冷や汗が伝いながら目をあけると健に両腕でしっかり守られるように抱き抱えられていた。