TIPOFF!! #LOVE AUTUMN




「あれー!?駿じゃんっ!!」

駅の改札を降りると三人を待っていたのか、同じ王子中だった仲間の二階堂駿がこちらに気づき手を振っていた。
「未茉、静香ー!久々っ!!」
久々の再会にパチンッ!と手を合わせ喜ぶと、
「相変わらずやんちゃそうだね・・・」
明らかにバスケの傷ではない傷だらけの未茉の顔を見てしみじみと言うと、

「あははっ!まぁっねん♪」
とブイサインで笑い、
「つーか、駿!なんで予選合宿来なかったんだよ!」
「新人大会だよ!!じゃーんっ!見ろよ!全国優勝!!」
スマホの写メで自慢気に賞状とトロフィーを見せると、
「うおおっ!!すげーじゃん!!やったな!!なっ?!莉穂!?」

これで晴れて二人の仲は順風満帆だと思いきや・・・
「ん?莉穂?駿??」
二人の表情は険しくそっぽを向いたまま、目を合わせようともしない。
「ど・・どうしたんだよ二人とも・・」


「ど・・・どうなされたのですか・・?!そのお顔は・・!!!」

かたや、王子学院の面々がやってきて国体召集された成瀬が未茉の顔を見て衝撃をうけていた。

「喧嘩♪」
「け・・喧嘩って・・」

「いやいや、成瀬さんこの子はうちらとタメで年下ですから、敬語はおかしいですよ。」
いつも堂々としている成瀬が珍しくうろたえる姿を見て莉穂はすかさず突っ込むも、

(そういや成瀬さん未茉に惚れてたな・・・)
おもしろい…と駿が笑ってると、

「しっ白石さんのお住まいはどの辺りで…」

真っ赤な顔で恐縮そうに成瀬に尋ねられると、
「王子中からは近いぜ!」
「そうなんですね。」
カチンコチンになり汗だくになりながら答える成瀬に、
「お見合いか・・・。」
と苦笑いするみんななのでした。