「拓哉か!!オッケー!!!さんきゅーな!!助けられたよ!!」
にこっと微笑みながらオギタクの手を握ってブンブン振りながら握手をすると、
「て………手が・・・・ルリちゃん以外の女の人に触れられてこんなにドキドキするなんて…僕の体中の血液がドクドクと激しく踊るように喜んで喜んで…」
「なっ…なんだよコイツあぶねぇ奴じゃね…」
男達は感無量で心踊るオギタクを引き気味に見てると…
「え…!!オギタクじゃない!!」
「あの、天才サッカー選手の!?」
するとオギタクの存在に通りすがりの人達が気づき出すと、
「たっ拓哉っ!騒ぎはまずいって!!ほら車に…っ」
人の目を気にするマネージャーはオギタクを車に乗せようとするも、
「ちょっと!なにやってんのよ!!早くこの女をボコってよ!!」
すると仲間の女の一人が男に騒ぎ出すも、
「コイツ、有名人かよ…やべぇって」
内部分裂が始まったようで、
「もういい!この役立たず!!私がボコボコにしてやるわ!!」
身を乗り出した女の一人が未茉の前に立ちはだかると、
「おう。1対1なら得意だぜ?」
ニッと微笑み受けて立った。



