TIPOFF!! #LOVE AUTUMN






「キスなんかしなかったろ!?」

それみたことかっ!と未茉はどや顔で翔真に突っかかってくる。

「姉ちゃん・・・。ほっっんっとバカな姉貴がいつもすみません・・・」
恥ずかしさいっぱいの顔で和希はBIG3に謝ると、
「いや、慣れてるから・・。こんくらいはまだバカレベルが低い方だから大丈夫。」
そう言う三上に未茉は噛みつく。
「なんだとっ!?」

「もーいいから。なんか喉渇いたな。飲み物でも買ってきてくれる?ほら」
三上にお金を渡されると、翔真が受け取り
「俺が行くよ。」
「じゃ白石も行けってほら!」
出ていく翔真の後ろへと無理矢理押されながら廊下に追い出された。


「イッてぇな・・・アイツら。」

未茉は病室の扉を睨みながら翔真の後ろを歩くと、
「何飲みたい?」
「ムカムカしたから炭酸だな!コーラ!スカッとしてぇ!」
「あははっ!それ俺に?」
思わず吹き出す翔真を見てさっきまで憎らしかったのに、いつもみたいにふわっとした穏やかな空気に未茉もつられて笑みが溢れた。

「翔真ー。」
その腕を引き、コツンと自分の頭を翔真の胸に当てて顔を見上げた。
「さっきは悪かったよ。ごめんな。」
「うん。俺もごめんね。」
さっきとは違う優しい目に戻った翔真に未茉の胸の中で何かがじわっと染みるようだった。