「いい湯だったぁ~~しかも外の景色一望出来たしぃー!!」

わざわざ風呂まで湧かしてくれて大満足でお風呂から上がると、
「くんくん!」
いい匂いが廊下まで漂ってきて、
「ふぁぁああ~~。いい匂いぃ~~~!!」
匂いのする方へ歩いていき、リビングのドアを開けた。

「あっ!!!お好み焼きだぁっ!!!」

リビングではホットプレートを出してお好み焼きを三人が作っている。

「未茉ちゃん好き?あるものしかいれられなかったんだけど。」
「お前がガッツリしたものが食いてぇっーからおばさんがわざわざ作ってくれたんだぜ?」
礼を言えっと結城に後ろから叩かれると、
「わぁぁあいっ!!!嬉しいっ!!お好み焼き大ーっ好き!ありがとうー!!おばさんっ!!手伝いまぁーす!!」
大好物を前に上機嫌に手をあげ、腕捲りしてキッチンに入ると、

「まぁありがとう。でも未茉ちゃん、髪びしょ濡れじゃない!乾かしてらっしゃい!」
「大丈夫っすよ全然。自分水に滴りたい系なんで。」
「何いってんだよ・・お前」
「未茉ちゃんおいで。ドライヤーあるから。」
翔真が立ち上がり手招きしてリビングから連れ出した。