TIPOFF!! #LOVE AUTUMN





「「……」」
珍しく翔真の後ろ向きな発言に二人は心配そうに顔を見合わせてると、
コンコンッ!!
「翔真、翔真っ!」
何かあったのか慌ただしく翔真母が部屋をノックするので開けると、
「どうしたの?」
「ユリちゃん。今チャイムが鳴ってユリちゃんが来たんだけど……」
「え。」
「部屋にあげてもいいの?未茉ちゃん来たりしないわよね??」
「それは大丈夫だけど…」

「え、ユリって?お前の元カノの桜蘭の前園ユリ?」
やりとりを見て聞いていた二人は顔を見合せながら尋ねると、
「多分。他にユリって名前の知り合いいないし…」
相変わらず、ぽかんとする翔真に二人は呆れる。

「何どうなってんの?」
「ユリ今スランプに陥ってて今回も途中で帰ってきたんだ。」
「え!?」
「それでなんで翔真のとこに尋ねて・・」と言いかける途中で、


「こんにちは。」

ユリが部屋の入り口に立ってそう挨拶をした。

「うん。お疲れ。」
あたふたする結城をよそに翔真は普通に招き入れた。

「ごめん。友達来てたんだ…」
二人を見て気まずそうに頭を下げるユリに、
「こっ・・こんにちは。俺らのことは気にしなくていいですっ・・!!!」
なぜか焦って変な気まわしをしながら隅へ移動する結城に翔真はプッと吹き出し、
「だ、そうです。」
彼女にクッションを差し出してあげ座らせる。