値札人間

今日は母親はパートで父親は仕事に出かけていて、家にはあたし1人だ。


家に入ると人の数字を見ることもないので、ようやく安堵することができた。


そのまま真っすぐ自分の部屋に入り、机に座ってお弁当箱を開けた。


スマホで時間を確認してみると、学校でもちょうどお昼休みに入った時間帯だった。


《ゴウ:大丈夫か?》


いいタイミングで送られてきたゴウからのメッセージに胸が熱くなるのを感じる。


休憩時間に入ってすぐに送ってくれたみたいだ。


嬉しくて自然と頬が緩む。


《アンリ:うん。大丈夫だよ》


そう送った瞬間ゴウの額に書かれていた数字を思い出して、いっきに気分が落ち込んでしまった。


ゴウの数字は確か、34891。


どういう意味なんだろう?