値札人間

唖然としてアマネを見つめる。


アマネは含み笑いをしてあたしの額へ視線を向けていた。


あたしは咄嗟に自分の額を手で覆い隠していた。


「アンリはこの数字が見えていたから、あたしから離れていったんでしょう?」


アマネの言葉にあたしはブンブンと左右に首を振る。


「嘘はつかないくていいよ? アンリ、教えてくれたじゃん。額にラクガキされてるよって」


その言葉にあたしは絶句してしまった。


「ゴウ君と別れてイブキ君に乗り換えたのも、この数字のせいでしょう?」


「ち、違う……」


「そんなに怯えなくて大丈夫だよ。誰だって価値の高い人間と一緒にいたいと思うよね?」


「違うってば!」


あたしは後ずさりをし、足に椅子をひっかけてしまってそのまま倒れこんだ。