値札人間

アマネもイツミも、ゴウまでも!


ふつふつとわき上がってきたのは恐怖心だった。


みんながあたしを見て笑っている。


だけど笑われている理由がわからない。


咄嗟に手鏡を取り出し、もう1度自分の顔を確認した。


何度確認してみても、おかしなところはなかった。


あたしは勢いよく立ちあがり、アマネの席へと向かった。


「ちょっと、なに笑ってんの!?」


その質問にアマネは笑いをかみ殺して「知らないの?」と、聞いてきた


「え?」


「これだよ」


そう言って見せてきたのはスマホのネットニュースだった。


そこに表示されていたのは、今朝テレビニュースで見た外来植物のことだった。


ピンク色の可愛い花。


それはこの近辺で急速に広がっているようだ。