だから、言えない



先輩、わざとしてるよね?

私がこうなるって、
絶対知ってるよね?

あー、でも、
村薗先輩なら
天然であぁいうことしてる可能性もあるなぁ…。


「ことちゃん、すごいね。
壁一面漫画だらけ」

お茶を淹れていると、
先輩の感心する声が聞こえてきた。

「読みたいのがあったら、
好きに読んでくださいね。
少年漫画も少女漫画も
ギャグ漫画もありますので」


佐山さんは、結構漫画の話を私にしてくるけど、
村薗先輩は全くだった気がする。

先輩はきっと漫画を読まないのかも。


こたつの上に、先輩にもらったお菓子と、
さっき淹れたお茶を並べた。