「はい!なんでしょう!」
「その……、
アイス…ありがとな」
アイス…。
あ、お見舞いにいったときの話ね?
びっくりした。
佐山さんがこんな真剣に
感謝の言葉を言うなんて。
「突然押し掛けてしまってすみません。
怒ってないですか?」
佐山さんが首を横にふった。
「はーぁ、よかった。
私心配してたんです。
佐山さんを怒らせてしまったかなって」
「…なんで俺の好きなアイス知ってた?
優か?」
佐山さんが静かに尋ねた。
「村薗先輩じゃないですよ。
私が勝手にそうかなって思っただけです。
佐山さんはよくあのアイスを
食べてらっしゃるので」



