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「佐山さんじゃないですかぁ。
こんなとこで何してるんですかぁ?」
売店で飲み物を買って、
その近くにあった
窓際のソファーに腰かけていると、
塚尾が断りもなく
俺の横にドサッと座った。
「何か用?」
「うーん、
用ってほどでもないんですけどぉ」
塚尾はソファーの背にもたれた。
「村薗さんって、
竹本さんが好きなんですかね?」
その話か…
「あれはそういうことだろ?」
今日、中庭で、
竹本と優が、
キスしたのを見て、
確信した。
優は竹本が好きだ。
あの状態はどう見ても、
優が一方的にキスした感じだった。
でも、なんで…
前に竹本が好きかどうか聞いたとき、
ただの後輩としか思ってないって
言ってた…
俺に頑張れって言ったのに…
急に竹本のことが好きになったのか?
それとも、
あのときは俺に嘘ついたってことか?
「どうでしょう…
雰囲気にのまれただけかも?
あたしのときもそうでしたし」
「何のことだよ?」



