だから、言えない



佐山さんの言葉に、
塚尾さんはむすっとした。

確かに、その超ミニタイトスカート、
布少なすぎる…

トップスもタイトで、
塚尾さん自慢(?)のお胸は
くっきり強調されてる…
胸元もバックリあいてるし、
谷間を見せつけてるのかな…。
一体誰に…?

まぁ、スタイルに自信があるから
着れる服なんだろうけど、
一応会社の行事なのだから、
どうなんだろう…

「まぁまぁ、いいんじゃない?
格好は人の自由でしょう?」

車を発進させながら、
村薗先輩が笑った。

私は後部座席から先輩の
斜め後ろ姿を眺めた。

はぁ…。
かっこいいなぁ…。

ラフな格好で、
いつもと雰囲気が違う…。
プライベート感があって、新鮮だなぁ。

そうだ、社員旅行とはいえ、
一泊二日、村薗先輩と
ずっと一緒にいられるんだ!
嬉しい!

まぁ…
村薗先輩に避けられる前だったら、
もっと嬉しかったけど…