夜は遅くまで、
皆で飲んで騒いで、
一応部外者の俺を、
家族のように扱ってくれた
朝河家の人たちに感動してしまった。
大きな畳の部屋で、
長いテーブルに、
溢れそうなくらい
おいしそうな料理が並んで、
その周りに人がたくさん座って、
食べたり飲んだり、
話したり笑ったり…。
帰りは専務の娘さんに
駅まで送ってもらい、
ローカル線の終電で俺たちは帰った。
「今日は楽しかったですね」
電車の中で竹本が嬉しそうに言った。
「そうだな」
「おもちつき、どうでしたか?」
「なかなか面白かった」
ですよね、と竹本が笑った。
「…家族って、
あんな感じなのかな?」
俺は今日のことを思い出してみた。
子供たちには、
祖父母も両親も兄弟も従兄弟もいた。
俺とは…違って…



