「いえいえー」
こういうところで、
身の回りの世話ができる女アピール!
竹本さんなら絶対しないな。
あの人、
細かいとこに気づかない人だし。
「村薗さん、
ベッドに入らないんですか?」
「俺はここでいいよ。
塚尾さんはそこで寝なよ」
「別に寝るだけなんだし、
隣でいいじゃないですかぁ?」
あたしはベッドの上に、
寝転びながら言った。
「……」
村薗さんは何も言わず、
部屋を見回している。
ラブホとかあんまり来ないのかな?
とにかく、ベッドに寝かせないと!
「村薗さーん。
逆に意識してる感じがしますよ」
「そうかな…?」
そして、村薗さんは諦めたように、
ベッドへ入り、
あたしに背を向けて横になった。



