だから、言えない



「何でもいい。
ほら、電気消すぜ」

竹本はそれ以上何も言わなかった。

そして、俺は、ソファーじゃなくて、
竹本の横で寝ることにした。

ソファーは寒いし、俺には小さいし、
それに……


「隣で寝ることくらい、
許せよ、竹本」


ただお前の隣で寝たかったから。






「じゃあ、二次会はこれでお開きで!」

村薗さん、結構飲ませたけど、
相変わらず酔わないな…。

「村薗さんはどうやって帰りますー?」

飯田さんや専務たちは去っていき、
あたしは、村薗さんにそう尋ねた。

「タクシーで帰るよ」
「そうなんですねぇ。
あたし、どうしようかなぁ…。」