「しねぇよ」
「あれ?いいんですか?
そんなこと言っちゃって」
「いい。俺は帰る」
「分かりました。
佐山さんはあたしに
協力しなくてもいいですよ。
でも、佐山さんは後で、
あたしに感謝することになりますから」
佐山さんは何も言わず、
あたしに背を向けて歩き出した。
「忘年会…
楽しみになってきちゃった…」
そう、あたしは、
完璧な計画を思い付いた。
実行するには、
少々仕込まないといけないけど、
幹事はあたし。
誰も邪魔できないし、
全てを上手く回せる。
これが上手くいけば、
佐山さんはあたしに
頭が上がらないだろうね。
そして、あたしも、
村薗さんをいよいよ、
仕留めることができる。



