海の向こうで




ちょっと腹が立ったけど、まあいいや。



私は倉庫に入っていった。



「みんな、やっほー」



「やっほー!ねえ、飛鳥と海華付き合ったんでしょ!」



といきなり恋音ちゃんが駆け寄ってきた。



「え、なんで知ってるの…???」



私は戸惑って尋ねる。



「ちょっとね!」



恋音ちゃんはウインクした。



な、何それ…!



どこが情報源か気になるじゃん…!



「恋音がうるさいから俺が教えたんだよ」



と飛鳥。



え!



ま、まじか…!



「ってわけで、今日はたっくさんお祝いのプレゼント買ってきたよ!」



私はそういう恋音ちゃんに腕を引っ張られながら幹部室に向かった。



「おめでと〜!!!」



ぱんぱんぱん。



私たちが幹部室のドアを開けると、何かが一斉に鳴り響く。



え、クラッカー⁉︎



そんなに祝ってくれると…嬉しい。



「ありがとう…!」



と私はみんなに向かって笑いかける。



「恋音がしたいっていってたから、俺らはそれに乗っただけだけどね。でも、俺ら全く気づかなかったよ。いや、嘘だけど」



と嵐くんが耳打ちしてくる。



恋音ちゃんのこと大事に思ってるはずなのに、なんで付き合いたくないんだろう。



ほんと、謎な人だ。



恋音ちゃんは、見た目も十分可愛いし、内面だって腐ってるとこなんて一個もないのに。



「嘘なんだ…」



とりあえず突っ込んでおく。