あれは俺が20歳の頃だったかな。
と言っても、そこまで前のことでもないけど。
まあ、だいたい1年くらい前の話かな。
俺らはとある強盗犯に家をめちゃくちゃにされたんだ。
そいつはよりによって日向の誕生日に、家を襲撃しに来た。
そして俺らの両親は、俺らを守るために死んだ。
でもその時はそれに気づかなくて、気がついたら母さんが俺の近くにいた。
最初はなんでだ、って思ったよ。
でも、離れてみて気づいた。
母さんが血まみれだったことに。
日向は何もなかったみたいだけど、父さんも日向を守るために母さんと同じように日向に抱きついたみたいだった。
俺はどうやら脚を怪我していたようで、動くことができなかった。
だから日向は、向かいの叔母さんに助けを呼んでもらっていた。



