「……高橋先生、ごめんなさい…」


たったこれだけのことしか言ってないのに声が震えてしまった。


「謝らなくて大丈夫だよ。

怖いものは、怖いと思うし、少しずつ慣れていこう。

あと、高橋先生じゃなくて、陽翔先生って呼んでくれると嬉しいな。」



「…ありがとうございます」



「あっ、敬語とかも使わなくて良いから、気軽に話して。

すぐには無理かもだけど、俺、結菜ちゃんと仲良くなりたいからさ。」



少しだけ笑いながら陽翔先生の言葉にゆっくりと頷く。



こんなに優しい人初めてだな
気づくとさっきまでの恐怖心はなくなっていたけど陽翔先生はやっぱり医者というわけで………