陽翔に車に乗せてもらって病院までいく


検査って採血だし、たぶんその後解熱剤の注射されるから………怖い

でも、自分が悪いから、仕方ないよね


陽翔は理由を話したら、私は悪くないって言って謝ってくれたけど

やっぱり自分できちんと判断しなければいけなかったと思う…

それにクラスの子には病気のこと言っていないから…

自分が無理矢理入らされた…みたいなことを陽翔に言ってしまってクラスの子にも、もうしわけない………


「結菜………大丈夫 ?」

信号で車が止まると、そう声をかけながらタオルで汗を拭いてくれる陽翔

「…大丈夫…」

そう言ったけど、この体の熱さと怠さ、

無菌室で治療しているとき以来だから、相当キツイ…

「…すぐ、楽にしてあげるから
もう少し頑張って」

「…うん」


目は瞑っているけど車が動いたので、青信号になったのがわかる。

車が揺られる度に痛くなる頭………
これはヤバイ…

無菌室にいるときは、副作用だからと納得もできたけど、そうじゃないのにこんなにキツイとこのまま死んじゃうんじゃないか…とも感じる………


車の揺れと体の熱さに耐えること5分
病院についたみたい。

だけど、もう動く体力は無く
全く動けない。