眠いなら、寝ても良いけど
とりあえず薬だけは飲ませないと…

「結菜、ごめん、
眠そうだから先に薬飲んじゃおう?」

「…うん」

浮かない顔をする結菜…
薬好きな人なんてあんまりいないから仕方ないか………

台所から水を持ってきて結菜の目の前に置く

「…ありがとう」

顔をしかめながらだったけど
文句1つ言わずにちゃんと全然飲んでくれた。

「全部ちゃんと飲めて…えらいな

じゃあ寝て良いよ」


頭をポンポン撫でながらそう言うと、眠たそうな目を閉じてスース寝息をたてる。

やっぱりこの前まで病室の中でずっと寝ていたから
こうして日常生活送るだけでも疲れるみたい

数分して、髪の毛を乾かし終えたのでそっと結菜のことを抱っこして、寝室のベッドに寝かせる。


こうして、愛している人と暮らせるって
すごい幸せなことなんだな…

結菜の寝顔を見てあらためて実感する。



気持ちよさそうに寝ている結菜を見て、俺も眠たくなってきたので、さっさとお風呂に入って結菜の隣りに寝た。