次の日

…退院できる
それだけで嬉しいのに、陽翔といっしょに住めるなんて…

ウキウキして早く目が覚めてしまった。


さすがに、陽翔まだ来ないから
治療中、できなかった勉強をしていた。

…だいぶ勉強遅れちゃったな

勉強より、出席日数のほうが心配だけど、
もう退院できるしなんとかなるかな。

そんなことを考えながら
勉強してると、ドアが開いた。


「…結菜おまたせ
朝早く起きて
勉強してきたのか、えらいな」

そう言って、頭を撫でてくれた。


私服姿の陽翔カッコイイな…
思わず見惚れてしまった

「結菜、俺,何か変か?」

カッコ良すぎて見ていたなんて恥ずかしくて言えない。

「ううん、それより、そろそろ行こうよ」

「そうだな、
結菜今日は特にかわいいよ。顔真っ赤で」

……恥ずかしい


陽翔に手を握らて、
そのまま病院の駐車場まで行った。