「はい、終わりだよ。
結菜、よく頑張ったな

血が止まるまで少しこのままでいて」


そして、大きな手で頭を撫でくれて…

「今日はすごい頑張って本当偉かった
少ししたら、またギューするから…
だから今はこれで我慢して」

ーチュッ

…ほっぺたにキスされた。


見られたらめちゃくちゃ恥ずかしい…
そう思っていたけど
気がつくと、夏菜さんと、陽翔の先輩の先生にはいなくなっていた。


「…結菜顔真っ赤…可愛すぎ…」


「もう、からかわないでよ」

わざとほっぺたを膨らまして怒った顔をする。


「…ごめん、大好き」

「…私も」

血が止まるまでの短い時間だったけど
甘い時間を過ごす。